『フィッシャーマンズ・ソング』を観てきました。
今日は冷たい雨+気温も低くて、本当に底冷えが厳しい日でしたね。
お陰様で、今年は風邪とは無縁の私です。とてもありがたい・・・。
本日の鑑賞は有楽町にて。
ポスターから察するに、漁師のダンディなお兄さん&おじさま&おじいちゃんたちが、田舎から都会(ロンドン辺り)に出ていって、そこで抱腹絶倒のすったもんだがあってのドタバタコメディなのかと思っていたら、何だかラストはフルハウス並みのハートウォーミングなホームドラマみたいになっていて、いい意味で予想外でした。
音楽業界でいい感じに遊んでいる青年が、友達の独身旅行で訪れたイギリスの片田舎で偶然漁師たちの歌声に出逢い、友達の悪い悪戯を馬鹿真面目にとらえた所から物語は進んでいきます。実際のお話を元にしたとのことですが、ラブストーリーもさりげなく織り交ぜつつデビューに向けて紆余曲折、物語は進みます。漁師のえげつない歌は街の酒場では大いに盛り上がるけれど、都会のお上品なところではイマイチ「ウケ」が宜しくなかったり・・・「いいもの」をお商売にするって大変ね^^;!
とにかく俳優陣が素晴らしかったです。皆さん「ご本人です」と言われてもまったく違和感を感じないであろう海の男&女感が満載!魚も取れば人命救助にも出て・・・途中でメンバーの一人が亡くなったりするところも、実話に沿っているのかなと感じました。ヒロイン(でいいですよね?)の女性もお子さんがいる設定でしたが、「お母さん感」が程よくて、とても素敵な役者さんだなと思いました。
さあ!今週末はついに「盗まれたカラヴァッジョ」公開です!
期待しすぎは良くないと分かっていつつ、やはり期待に胸は高鳴ります。原題は直訳すると「名前のない物語」なんですよね。楽しみだな、本当に・・・。