『きっと、またあえる』を観てきました。
公開初日にお台場へ・・・。夏の太陽は気持ちが良いですね。夏の海って、本当にエネルギーチャージができます!
さて、ポスターに一目惚れで鑑賞したこちらの作品。ボリウッドというだけで期待値が上がってしまうのはなぜ(^^;?
大学受験に失敗して飛び降り自殺を図った少年。その両親は別居中。
息子の危機なのに顔を合わせて病院では大げんか。何とか息子の命を救いたいと、学生時代の古ぼけたアルバムを手に取り、息子に思い出話を聞かせる父親。ウン十年ぶりに病室に父親の同級生たちが集まり、思い出話は徐々に花が咲いていくのですが・・・。
も~笑いました。決して観客を休ませることのないインドテンションのボケとギャグの応酬。気持ちが沈みがちな今だからこそ、心が欲している作品でした。
物語の中心となる強烈すぎるお父さんの同期(皆、社会的に成功している)。学生時代の時から皆のマドンナだった奥さん(学生時代も奥さん時代も同じ役者さんだけど、瑞々しさと人妻感が両方出せていてとても良かった!)。同じ「負け組」寮でバカをしあった友人たちは、皆ハゲあがっちゃったり、お腹は見事な中年太りだったりしているけど、とても魅力的な人たちばかり・・・。年月を重ねても仲間の危機にすぐに集まれる仲間って、本当に心強いですよね。
というか、「負け組」と言いつつIIT(インド工科大学。インドの最難関大学の一つ)に合格した時点で、かなり人生勝ち組というかバラ色が約束されているも同然だとつっこみたくもなります。父親も母親もIIT出身でいわゆる「エリート」なら、息子が大学受験に失敗して飛び降り自殺を図りたくなるのも分かるな・・・。倍率100倍というのも凄まじいですよね。日本なんてまだまだ甘ちゃんな国なのだと思い知らされます。
最後は完璧なハッピーエンドにしないのもよかったです。というか、ライバルチームのキャプテンが最後の最後に良い人で・・・彼は今どこで何を?そこも見られれば最高でした。まさかあの病院の先生だった・・・なんていうことはないか^^;
最後は歌って踊って終わるのがボリウッドの良いところ。明るい気持ちで劇場を出ることができるのは嬉しいし、インド映画にハマってしまう魅力の一つ。サントラが出たら是非聞き直したい作品です。