もう一度だけ「先生」と呼ばれることになった。
この夏、ご縁があって学童保育のお仕事に少しだけ関わることになりました。
私は大学時代、教育学を専攻していました。教育実習には二回行っています。
ですが、一回目の実習で「先生は無理だな」と実感し、二回目の実習は・・・もう、本当に色々と辛かったです。気持ちが・・・。人生で二度と経験したくないことベスト3に入っているくらい、教育実習は辛い思い出でした。実習先などもいい学校でしたし、先生も生徒さんも良い方が大半でしたが、気持ちがついていきませんでした。
元々、両親の希望と自分の希望を妥協した結果で選んだ進学先だったので、取り敢えず卒業するためにはするしかなかったのですが・・・。もう二度と、自分が人生の中で「先生」と呼ばれることはないだろうし、呼ばれたくない。そう思いました。
ですが、生活のため、といってはあまりにもドライなのかもしれませんが、一カ月だけ働ける場所を探す中で、学童保育が候補として挙がってきました。幸い、教員免許は保持しているので、未経験でも採用していただけることに・・・というか、学童って本当に人手が不足しているのだと、電話越しの社員さんの雰囲気で悟りました。後ろから絶叫する(遊んでいて)子どもの声も・・・笑。
もちろん、親御さんに代わって人の命を預かるわけですから、精一杯努めたいと思います。9月からは新天地での生活が待っているので、あまり根を詰めずに、緩く社会復帰できればな・・・と思っています。ちょっと自宅から遠いのが難点ですが、離職後に子どもたちと会わずに済むと考えればよいのかもしれません。
唯一盲点だったのは、入職時に健康診断の結果の提出が必要だったということです。採用の話が進む中で初めて知りました。
正社員ならまだわかりますが、アルバイトも・・・と聞いて、ちょっと面食らいました。1万円くらいかかりますからね、健康診断・・・。9月からの転職先の雇い入れ健康診断を受けるタイミングだったので、まだ自分で自分を納得させる理由もありましたが笑、ちょっと始める敷居が高いなぁと感じてしまいました。せめてエントリーの段階でウェブページのどこかに「採用になった場合、健康診断の結果の提出が必要です。お持ちでない方は自己負担で受診をお願いしています」の一言くらい、どこかに書いておいて欲しい・・・と思うのでした。
あの頃は出来なかったことが、もしかしたら今はほんの少しだけ、出来るようになっているのかもしれない。そんなことを考えながら、準備を進めています。
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