素材を味わう。
約一年ぶりに写真撮影をしてまいりました。小雨の中、都内某所へ・・・。
「素材の魅力をアピールできるような写真」って、言うのは簡単ですが形にするのはなかなかに難儀だと思います。これまでも沢山の写真を撮ってきましたが、中途半端なハンコで押したような笑顔になってしまったり、予想以上に余所行きのヘアメイクになってしまったり・・・。もっと「普通」の写真が欲しい、と毎回思うのですが、その塩梅を伝えるのって、難しいなと感じています。出来上がった写真を見ては、毎回勉強と反省の繰り返しです。
今回お願いしたヘアメイクさん(兼カメラマンさん)は、数年前に拝見してからずっとお願いしたいと思っていた方で、今回ようやく念願叶いました。私のイメージしていた「普通」を具現化してくださった素晴らしい方でした・・・そう!こういう写真が欲しかったんです!ずっと!
人様の写真を見ると思いますが、衣装も表情も奇をてらわず、シンプルな方がご本人の味と言うか素材が伝わってきていいんですよね。幼すぎず、背伸びをしすぎない。性別年齢問わず、相応の品と清潔感って、本当に大切だと思います。「アー写」とかなら思い切り盛ってもいいんでしょうけれど・・・。
ぶすっとしているわけではないけれど、無理に笑わず、ただただそこに「いる」って、お芝居でも写真撮影でも勇気が要るものだと、そんなことを考えながら帰路に就く。さて、あとは各所の写真を入れ替えつつ・・・。
今月は月末に向けて色々と忙しい!「〆切」と言う名のお尻叩きと格闘する9月になりそうです。