子どもの頃に憧れた偉人は誰ですか?
今日から8月!本格的な夏の幕開けですね。夏生まれの私は、やっぱり夏が好きなのでこの暑さも嬉しいです。
さて、先日行われた本田健さんのライブ配信であった質問で「ワクワクすることがわからない場合はどうしたらよいか」というような趣旨のものがありました。それに対する健さんの答えが面白かったので、こちらに残します。
健さんの回答は「子どもの頃に読んだ伝記や偉人伝で憧れた人物は誰ですか?」というものでした。そこにワクワクのヒントが隠れているかもしれない、と・・・。
幼少期、学校などにある「伝記」読んだ経験がある方も多いと思います。
私は大好きでした。卑弥呼から坂本龍馬まで・・・笑。同時に、ああいった漫画を描ける人って凄いな、と少し成長してくると思うようになりました。三国志とか・・・。私は三国志の大筋とまつわる慣用句等は漫画で覚えました。
私が一番印象に残っている人物、それは「市川房枝」「平塚らいてう」のお二人です。
え?渋い??でも本当です。女性に政治に参加する権利、自由を勝ち得るために立ち上がり、戦って、そしてつかみ取るという・・・まず、そういった発想(女性に政治権がないことに疑問を持ち、権利を得ようと思う)に至ることが素晴らしいと思ったのです。世の中の当たり前を当たり前と思わないこと・・・。そして、自ら立ち上がり、結果をつかみ取ること。素晴らしいバイタリティーだと、幼心に読んでいて思いました。
私もこのお二人みたいにはなれなくても、せめて心の中ではシュプレヒコールを上げて「(自分の思う)おかしい!」という感情を手放さずに生きていこう、そう思いました。
海の向こう側の人だと「ヘレン・ケラー」「キュリー夫人」このお二人でしょうか。
ヘレン・ケラーは、ご本人もさることながら、サリバン先生との出逢いと成長の過程はとても魅力的ですよね。伝記ですので創作の部分も多いのかもしれませんが、それでも心惹かれるものがありました。なにより「三重苦」という言葉が当時の私には衝撃的過ぎてこびりついています。いや、「苦」だと周囲の人が勝手に思っているだけかもしれませんが・・・。人と同じものがないからと言って苦しいかどうかはご本人にしか分かりませんよね。物心ついた時には見えない、聞こえない世界だったのだから・・・。
キュリー夫人は、あのご本人の写真の美しさが印象に残っています。とてもきれいな横顔!
ご夫婦二人三脚でつかんだノーベル賞、そして旦那様の悲劇的な最期・・・。女性の化学者なんて、それだけで当時の私には別世界の人に見えました。この人は貧しさから這い上がってきた人なんですよね。苦学の末に大成された人として、印象に残っています。
男性では野口英世です。私の出身は茨城県ですが、彼の出身は福島県猪苗代市ということでとても親しみを感じました。彼のお母様の書かれた手紙は恐らく多くの人が目にしたことがあるかと思いますが、地方からここまで立派になった人がいるのだと読んでいて感動したものでした。
私が歴史が好きになったのはきっとこういう伝記というか、漫画のおかげなのだと思います。
もともと本が好きということもあったけれど・・・子ども向けに難しすぎずいろいろ端折って、でも大切なところは伝えて・・・そういう大人たちの心配りが重なって、面白い本ができていたんですよね。
大人向けの偉人伝・・・ならぬ著名人の名言本も山ほど出版されていますが、海外ってどうなのかしら。小さい子ども向けの伝記とかあるのでしょうか。