2023年の映画を振り返る。
昨年の振り返りを今のうちに・・・。
2023年に劇場で鑑賞した映画の本数は23本。チケット発券がない劇場も増えましたので、もしかしたらあと数本あるかもしれません。
『ヒトラーのための虐殺会議』『ベネデッタ』など、出だしから結構濃いめな味付けの作品で始まりましたが、話題作も拝見しつつ、やはりミニシアター中心の鑑賞となりました。ちなみに、2023年の映画納めはシネスイッチ銀座で拝見した『ポトフ 美食家と料理人』です。フランス映画って、本当に光と影の使い方が美しいですよね・・・と長くなりそうなので感想は別に上げます。
個人的には『ヒトラー~』『ウーマン・トーキング』『私がやりました』は舞台化されたら面白そうだと思いました。耳触りが良いけど具体的なことは何も言っていないやり取りも、乱暴な言葉のぶつけ合いも、ぽつりぽつりと言葉が揺蕩うような寄り添い方も・・・人と人との間に生まれる芸術って、やっぱり良いな、素敵だな。
観た映画全てに『〇〇で賞』をつけたくなってしまう!どの作品も作りてのエネルギーと愛情が込められていて、とても楽しませていただきました。
個人的には電子チケット入場が増えたことを体感した一年でした。でも、映画の半券って風情というか、ロマンというか・・・。あの小さな紙片の中にたくさんの思い出が詰まっているんですよね。各種IT化と働き手不足で電子チケットは当然の流れかもしれませんが、少し寂しい気持ちです。少しでも厚みのある感熱紙を準備してくださっている映画館には感謝しかありません。今年も沢山劇場で鑑賞して、少しでも日本の映画館が元気になるお手伝いができれば、と思っています。今年はどんな作品に出会えるのか、とても楽しみです。