くま、今昔。
皆さん、「熊」という言葉、アクセントはどちらが強いかご存知ですか?動物です。bearです。
2文字で構成されている単語なので「く」か「ま」か、どちらかしかないのですが^^;
8年ほど前、結婚式司会者になるための講座に参加したことがありました。
その時、結婚式でおなじみの新郎新婦から両親へのプレゼント「体重ベア(自分が生まれた時と同じ重さの綿を詰めて作るテディベア)」を贈呈するシーンの台本読みをしていた時でした。講師の先生がこうおっしゃったのです。
「アクセントは“く”じゃないですよ。“ま”の方です。」間違って覚えている人が多いんだけどね~。
・・・え?そうなの・・・?聞いたことがないぞ・・・。
厳密には「熊のぬいぐるみ」というフレーズだったのですが、「“く”まのぬいぐるみ」ではなく「く“ま”のぬいぐるみ」だというのです。「く“ま”」は目の下にできるアレでは?と思いつつ、先生が言うのだから、少なくとも結婚式業界ではそういう風にいうのだろう、くらいに思っていました。
ですが先日のレッスンで「熊」という言葉が稽古台本に出てきた際に「アクセントは“く”まですよ」と、いう先生からの言葉があり、「嗚呼やっぱりそうだよな。“く”まだよな・・・」と思いつつ、曲がりなりにも喋りのプロである司会の先生が「く“ま”」だと言っていたのには理由があるのだろうと思い、アクセント語辞典を開くことに。
すると、ページにはこう書かれていました。
¬ ¬
クマ 《新および名前はクマ》
・・・結論「どちらもアリ」が正解だったようです。
使う時と場所によって変化する、ということで。器用な生徒・・・いえ、役者でいよう。
なぜこんなに熊にこだわったのか?それはもちろん、私が無類の“熊(テディベア)”好きだからです。えぇ・・・。