「なるほど、そうですね」略して・・・?

「なるほどですね」

いつ頃からか使われるようになったこの言葉、私は苦手です。この妙な日本語はいつの間にか自然と?使われるようになっていますが、こちらから発した言葉に対して「なるほどですね」と返答されると「この人、人の話をちゃんと話を聞いているのか・・・?」と不安になります。

そもそも「なるほど」という言葉って、ビジネスシーンではあまり多用しないというか・・・。感嘆詞なのでインナーモノローグ(心の中の台詞)として、自分の心の中の感情を消化するための「うん、うん(ちゃんと聞いて落とし込むぞ)」「Ah…I see…(そうか、この人はそういうふうに考えているのか)」みたいなニュアンスの言葉というか・・・。ある種の「独り言」に近いのではないかと思っています。

自分の感情を心の中で消化する時の言葉を、どうして他人に対して投げかけてしまうのでしょうか。
結婚式司会の勉強をした時「“さぁ!”という言葉は心の中で言って!」と講師の方に言われましたが、それも自分の心の中のきっかけ台詞(ある種の独り言)をいちいち口に出して言うな!と言うことです。

自分の心の中の台詞を表(口)に出すことを正当化?するために当たり障りのなさそうな「ですね」をくっつけて「なるほどですね」という言葉が生まれたのだと随分長いこと思っていましたが、今日ふとひらめいたのです。

「なるほど」+「そうですね」=「なるほどですね」

なのではないかと・・・!

「なるほど」という自分の心の中の言葉と、相手の言葉を受け止め、一応の同意をもたせる意味としての「そうですね」をまとめたもの・・・つまり、インナーモノローグとしての言葉ではなく、略語の一つとして生まれ、使われるようになったのではないかという事です。

「そうですね」以外にも「おっしゃる通りですね」「さようでございますね」など・・ほぼ同じような意味ですが「自分が相手の言葉をきちんと聞いて、(一応)同意していますよ」という意味の言葉として、何となく使っている人の方が多いのかもしれません。お客様対応のシーンで使う言葉としてはふさわしくないかと思いますが・・・。そしてこの言葉を使っている時、大体先方は自分のペースで話を進めたい場面で使うので、目を合わせず、そして間髪入れずに自分の言いたいことを言う時のクッション言葉としても多用されます。だって半分は独り言だもん。笑。

あくまで、私が勝手に思いついたことですので、暇な人がいるものだと笑っていただければ幸いです。

略語が大好きな日本人、何でもかんでも短くしたがり、略したがり・・・。言葉は生ものですし、時代の流れに合わせた言葉も色々と面白いです。でもやっぱり、この略語、私は苦手です。

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