声をかけるのか、かけられるのを待つのか。

先日、「オファー型就活」がここ数年人気だというニュースを目にしました。

従来の、学生から企業へのアプローチではなく、企業側から欲しい学生に直接声をかける、という方法です。専用のサイトに登録された学生さんの自己PRや履歴書を見ながら「欲しい」と思った人に直接アプローチをすることができます。

私はこれを採用する側で経験したことがありますが・・・こちらから欲しい人に直接アプローチできるって面白いと思ったんです。事前に「人となり」も覗けるわけですし・・・。

ですが。

とんでもない写真をアップロードする人とか、必ずいるんです。どうして?なぜ、わざわざこの写真??と思うのですが、当然ご本人はいたって大真面目(のハズ)。写真と共に熱い自己PR文が書かれていると、なんとも言えない気持ちになります。だから、よりによってなぜこの写真、このエピソードなの、と・・・。この写真を目にした人がどんな気持ちになるのか、考えないのかしら、と思うこともしばしば・・・。

結構多かったのは、肌面積が多い写真!これは困りました。男女どちらも結構な比率であり・・・スポーツ系の部活とか、サークルなら理解できます。水泳部で全国大会入賞しました!とかならね。女性だと文化祭やメイド喫茶のアルバイト写真(セクシーすぎる衣装)とか、男性だと背面のバックショット(要するに、鍛えられたお尻が丸出し!)とか・・・。男性も目のやり場に困るでしょうし(仕事場、ですからね。あくまで・・・)、女性の先輩からは妬みと嫉妬で「この子いらない(ポイッ)」となる運命が目に見えています。そういうところをうまく察して空気を読んで持ち上げてすり抜けることができる人でないと、組織人として生きていくことは難しいのかもしれません。

いや、それ以前にSNS(プライベート)とオフィシャルの違いも分からないのか、と言いたくなった人、学生にプライベートもオフィシャルもありませんから、そこを求めるのは酷かもしれません(学生の方、ご気分を悪くされたらごめんなさい。でも世の中の働く人たちの大半からはそう思われているんですよ^^;)。周囲にそういったことを教えてくれる人もいないのかもしれないでしょうし・・・。

ただ、ウェブ上では好印象でも、やっぱり直接会うと「・・・んっ??」ということもあって「どうしてあの人を最終選考まで残したんだ!」とか・・・新卒ではなくても“あるある”ですけれど、直に会わないと感じられないものがありますよね^^;これは採用される側にもあるのでしょうが、「肌なじみ」だけは直に向き合わないと感じられない部分も多いですから・・・。組織なんて、実際に片足を突っ込んでみないと分からないですもんね!え?これを言ったら終わってしまう?だってそうじゃないか・・・。

カメラ映りの良い悪いやテクニカルな部分で、これからの時代、オンラインで得する人、損する人と別れていくのでしょうが・・・。せめてリアルでお会いした際、ギョっとされない人間ではいたい、と思っています。基本的な挨拶とか、挨拶とか、挨拶とか・・・。

landlady
お芝居をしています。寄り道と道草ばかり。お時間がある時にふらっと覗きに来ていただければ嬉しいです。