まずは高尾山あたりから・・・。

いきなり高い目標を目指さないことが大事、ということで・・・。

今年も後半戦に突入しました。仕切り直しとして、今年の目標ややりたいことを見直す人も多いかと思います。思い通りに行っている人もいれば、イマイチだな・・・と思っている人もいるでしょう。人によっては、何年も同じ目標に向かって動いているのに、ずっとイマイチ・・・という人もいるかもしれません。

そんな人に見直してほしいことがあります。それは「自分にとって高すぎる(難しすぎる)目標設定にしていないか?」ということです。

ほんの少し手を伸ばせば届きそうな目標であればやる気も出るものですが、ハナから無理だろう・・・と思えるような高すぎる目標を設定してもやる気は出ないものです。空元気で振り切るのにも限界があるでしょう。そして消耗して燃え尽き症候群の徒労コースへ・・・。

というのも、ふと、以前通っていたダンス教室での出来事を思い出したのです。
当時担当してくださっていたA先生は「簡単にできることばかりやっていても上達しない。難しいことに挑戦しないと上手くならない」という、至極当然のことをおっしゃっていて、レッスン中に振り写しが遅かったりする生徒がいても容赦なく上のレベルの生徒に合わせて指導をされている方でした。その結果、先生のやり方についていけない、と心が折れたり離脱する人もチラホラ・・・。「ついてこれる人だけついてきなさい」方式はいかにも芸事のレッスンらしいですが、今の時代の学校の授業ならその日のうちに保護者から電話がかかってきてもおかしくないかもしれません。

先生がおっしゃる「簡単にできること」というのは、あくまで先生目線であって、生徒にとってその動きが簡単かどうかはまた別の話、なんですよね・・・。

A先生は幼い頃からクラシックバレエを嗜まれ、某芸大から某大手商業劇団に一発合格したという、私から見たら「エリート」のような人。そんな人たちの「簡単」と、私のように大人になってから勇気を振り絞って・・・いや、かき集めてダンスを始めた人たちにとっての「簡単」には大分距離があったように感じました。

人づてに聞いた「簡単」は、あなたにとってはハードルの高い、難しい内容なのかもしれません。あまりにも手が届かない目標を設定しても、徐々にやる気も体力も経済力も目減りしていきます。まずはほどほどのところから始めて、少しずつ階段式で登っていく方が健康的で楽しく目標地点に到達できるでしょう。階段だと思ったら実は崖だった・・・というのパターンもありますので、お互いに気を付けたいところです。

まだまだ暑くなる時期ですが、改めて目標設定、見直してみたいと思います。まずは心身の健康!生活基盤を整えて、その次にやりたいこと。順番だけは間違えないようにしたいですね。

landlady
お芝居をしています。寄り道と道草ばかり。お時間がある時にふらっと覗きに来ていただければ嬉しいです。