『マザーレス・ブルックリン』を観てきました。

『マザーレス・ブルックリン』を観てきました。

新宿のピカデリーが混雑していたので、池袋のシネマサンシャインへ。
と言いつつ、サンシャインも売店は大混雑!コーヒーを片手に慌てて客席へ。10階は遠い・・・!

チック症をもつ孤児院出身の青年(ミドルかな?)が、自分を拾ってくれた恩人兼上司の殺しの現場に関わったことから、敵の正体を暴き、復讐のために走り出す物語。思いのほか登場人物の入り組み具合が複雑で、一度見ただけだと取りこぼしている要素が結構あるのかもしれません。分かりやすく「金と権力」なんて、いかにもアメリカでやるから映えそうな要素!単純にブルックリンという大きな街を舞台にした政治抗争だけではなく、レイプや貧困といった部分にも上手に切り込んでいっている作品でした。

タイトルの「マザーレス・ブルックリン」の由来からヒロインとの関係(あのクラブでのダンスとか、危険な香りがしてとてもよかった)、そして絶え間なくBGMとして流れてくるJAZZの音楽・・・。衣装のセンスも50年代のエッセンスがとても素敵!ハードボイルドでおしゃれなギャング映画、いやサスペンスなのかしら?謎が次第に解決へと走っていき、最後は静かで美しい絵で結ばれていたのも良かったです。

前評価で「(上映時間が)長い」と聞いていたので覚悟していましたが、実際は映像の美しさと音楽の素晴らしさでそれほど長くは感じられませんでした。とても上質な1950年代のギャング映画の2020年バージョンを観ていたような感じです。

そして、台詞というか、翻訳の方の言葉選びのセンスがとても素敵な作品でした。
「組織は一人の権力者の大きな影に過ぎない」「我々は常に法の先を行く」などなど・・・正確ではなくて申し訳ないのですが、日本語が美しい翻訳って、それだけで自分にとっての言葉の引き出しが増えるので、こういう作品に出逢えるととても嬉しくなります。

写真は劇場内に飾られていた過去の著名作品のポスターから。今ちょうど宝塚で上演している「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」があったので1枚。禁酒法時代が舞台のこんな男臭いギャング映画を宝塚でやろうと決めたのが凄いな。

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