『盗まれたカラヴァッジョ』を観てきました。

『盗まれたカラヴァッジョ』を観てきました。

初日の恵比寿ガーデンシネマへ。
それにしても、吹き付ける風!ガーデンプレイスを走り抜ける刺すような寒さ!!震えながら小走りで劇場へ・・・。

まだ1月ですが、恐らく個人的な「2020年に観てよかった映画ベスト3」に間違いなくランクインする本作。
監督は『修道士は沈黙する』のロベルト・アンドー。「修道士~」が個人的に大ヒット(内容もキャスティングも)だったので、今回もはずれはなさそうだと確信し(しかもテーマが美術!)喜び、勇んで初日のチケットを確保しました。

お恥ずかしながら、今作をきっかけにカラヴァッジョの名前を深く知りました。ルーベンスと同じようにバロック時代の巨匠と言われている方ですが、実生活はかなりやんちゃで、38歳で亡くなっているのだとか。

カラヴァッジョの名作「キリスト降誕」を巡るサスペンス。
映画プロデューサーの秘書・ヴァレリアは、人気脚本家・アレッサンドロのゴーストライターも務めている才女。謎めいた老紳士・ラックから50年を過ぎた現在でも未解決の事件である「キリスト降誕盗難事件」の話の裏側を聞いて映画のプロットを作ります。あれよあれよと映画界の巨匠がメガホンを取ることになり、巨額の製作費が出資されることも決まりますが、その頃、アレッサンドロが血まみれの腫れあがった顔で昏睡状態のまま見つかり・・・。映画製作と現実の事件が幾層にも折り重なり、盗難事件解決へ向けて、様々な人間たちが動いていく物語です。そして肝心の絵はいずこに・・・?

脚本はもちろん、登場人物も魅力的。ちょっとどうしようもない感じの売れっ子脚本家、謎多き老紳士、不惑の美しさを持つ母親など、役の設定とキャスティングもぴたりとはまっていました。特に美魔女とも言える母親が、彼女の夫の窮地を救う姿はまさに「内助の功」?劇中劇「名前のない物語」の撮影で起用されていた、妙齢の一卵性?双生児の女性をよくぞあれだけ集めたな!とこれもまた感心しました。

見どころは後半に差し掛かる辺り、ヴァレリアを演じるミカエラ・ラマッツォッティの理性の塊のようなビジュアルから、後半、ヘアワックスとリップで女を武器に道を切り開いていく様が何とも見事!あれは自分の「女」の武器の価値をきちんとわかっている人ができること。ファッションも含めて、とても素敵でした。美しい役者がずっと写っている映画って、それだけで見る価値があると改めて感じた作品にもなりました。

ラストは若干尻すぼみ?な印象もありましたが、色々なものが丸く収まって個人的にはあんな風に終わるラストで良かったかな。最後の最後はしっかりクスリ(ニヤリ?)とさせてくれた監督に脱帽、敬礼!修道士~はワンコが可愛かったんですよね、確か・・・。悪い人たちのその後も駆け足でしたがきちんと回収されていていました。ベットに手足を縛られていたお兄さん、無事でよかった!笑。

よく考えてみれば、結局絵はどこの誰が持っているのだろうか・・・絵を盗むシーンもスリリングでしたが、割と大雑把というか。でもあれだけ大きな絵なら、もう周囲をナイフで切って丸めて持ち運ぶしかできませんよね^^;実際に盗み出すシーンと映画の撮影を上手く重ね合わせているところも良い表現だなと思いました。

嗚呼もう一度見に行こうかな。色々と取りこぼしている気がします。
この映画、都内での上映は恵比寿ガーデンシネマのみ!関西を含めても全国で6館ぐらいでしか上映されないようです。そして、カラヴァッジョ展はなぜ東京に来ないんだ!いや、こちらから出向くのが筋というもの・・・。そのうち上野辺りでルーベンス展とかバロック美術展とかあるのかもしれませんが^^;

写真は入り口で頂いた先着特典。ありがたく今年の手帳と一緒に持ち歩くことにします。隣の黄色い小箱は、お世話になっているコンサルの先生から頂いた差し入れです。いつもありがとうございます!

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