「学校に行く」=「会社に行く」
コロナ禍の中、自分の人生を見つめ直したという方も、きっと大勢いらっしゃったと思います。私もその一人です。
その中で、「本当にやりたかったことをやろう」と心に決めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、そのやりたかった事の内容によっては、一人で動き始めることは難しかったり、踏み出そうと思ったら周囲の人に羽交い絞めにされて身動き取れなくなった・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、以前に聞いたラジオで良い言葉を耳にしたので、こちらに書き記します。
とあるリスナーの方から「会社を辞めて独立したいけれど、周囲の人からの否定的な言葉を散々浴びせられてしまい、始める前から挫折しそうだ」というご相談でした。
「あるある」な質問ですが、これに対する回答がとても分かりやすかったのです。
当時のメモを書き起こしながら、その時の回答を下に残しておきたいと思います。出来るだけ口語口調で分かりやすくしたつもりですが、お見苦しい部分はご容赦ください。
なぜなら、大多数の人にとって、「学校に行く」と「会社に行く」は同義語だからです。
多くの人は「学校に行く」の延長線上に「会社に行く」という人生があります。学校の次は会社に行くのです。そしてサラリーマンとして生きているということは、ご多分に漏れずそのレールの上に乗っかって生きているということです。
そう言った枠組みの社会の中で、「会社を辞めて起業する」と言い出すなんて、言ってみれば昨日まで真面目に1日も休むことなく学校に通っていた子どもが「学校なんか行ってもつまんないし意味ないから、明日から学校なんか行かない!ふんっ!!」と言い出し、突如不良の道に突っ走りだす・・・と同じ意味なのです。言われた側からしたら。
もし、自分のお子さんが「明日から不良になってやる!」と突然家を飛び出したら、誰だって止めるように必死になって追いかけるでしょう?
そう思えば、周囲の人たちが否定的だったり、失礼な言葉をかけてくる理由も多少はわかるのではないでしょうか。
とても分かりやすく、具体的な表現だなと思いました。「学校に行く」=「会社に行く」・・・確かに、どこかに行く、所属することが暗黙の了解というか、大前提になっている世の中だと思います。
こういった状況で望む方向に進む方法としては、既に自分の理想としている形で成功している起業家の人たちと会う、お付き合いをするという事が必要だとパーソナリティーの方は回答し、応援されていました。
当たり前からも知れませんが、とても大事なことだと思います。世の中には独立・起業してフリーランスで働いている人が大勢います。でも、フリーランスとサラリーマンでは生きている世界が全く違うので、ただ漠然と生きているだけでは決して交わることがないのです。芸事の世界にいる時は忘れていますが、世の中の99%位の人たちって芸能の世界に興味も関心もないし、商業演劇なんて見たこともないんですよね。忘れてしまうけれど・・・。
生きたい世界で生きている人たちに会いましょう。そして話をしたり聞いてみましょう。これは自分に対しても掛けている言葉・・・^^