捨てた人から売れていく。

今日のタイトル、以前某ベテランの役者さんがラジオかしら?にご出演されていた時に仰っていた言葉です。

視聴者の方からのお悩み相談で「4月から新社会人です。私はとても人見知りで、会社の先輩たちと上手くコミュニケーションが取れるか今から不安ですが、どうすればいいでしょうか」という内容でした。

人見知りでなくても、初めての環境は誰でもワクワクすると同時にドキドキもしますよね。昨今はウェブミーティングが流行り?ですから、当日現場に行ってウェブミーティングの時には感じられなかったあれやこれを体で感じ取ると「こんなはずでは」と愕然とすることも増えました笑。

そんな視聴者のお悩みに「どうして緊張するんだろう。新しい人に会う緊張を楽しめばいいんだよ」と話をされたベテランさん。「この業界(芸能界)だってね、結構人見知りの人多いんですよ。でもね、僕ら役者はコミュニケーションを取れないと仕事にならないから、仕事の時は挨拶だったり、なんだったり・・・」と、ご自身の経験を交えながら話されていました。自分が先輩の立場になり、後輩が積極的に話しかけに来てくれるのは嬉しい。とも。

そして「後輩を見ていて思うんだけど、“人見知り”を捨てた奴から売れていくんだよな」とも仰っていました。

この“人見知り”という言葉には、実に多くの意味を含んでいると思います。
・シンプルに「人目を気にしすぎてしまう」
・自分から積極的に話しかけに行くのは怖いから(拒否されたときにショックだし傷つきたくない)相手から来てほしい。
・人と関わるのが面倒臭い。(面倒臭い、という感情の中には多くの場合“恐れ”の感情があります。自分は何を恐れている?)

などなど、総じて、人間関係に関する“拗ね”“捻くれ”“不貞腐れ”・・・全くない人なんていないでしょうけれど、そういった感情が自分の中にある事を許しながら受容しながら、人と付き合っていくことを覚悟するというか、腹をくくることが、次の扉を開くきっかけになるのかもしれません。

人見知り、で思い出した話を一つ・・・。
以前通っていたバレエ教室の先生が、教室を開く前に偵察も兼ねて某大手ダンススタジオの体験レッスンに行ったそうです。割と老舗のチェーンスタジオだそうですが、自分の参加したレッスンの担当講師は体験レッスンの自分に何の挨拶もなく、いわゆる“常連さん”だけを相手にしてレッスンを進めていたそうです。ダンス教室あるある、ですよね。

そしてレッスンが終わった後に「とてもお上手ですけど、どちらかで踊られていたんですか?」と・・・そりゃあそうでしょう、海外の某バレエ団で踊っていたんだから!笑。「講師業やるなら人見知りは捨てなきゃダメでしょ。少なくとも仕事中はね。」と先生は呆れて笑っていましたが、確かにね^^;

私が昔教わったダンスの先生の中にも、明らかに人見知りと思われる方が何人か・・・教わる方も色々と感じ取ってしまいますよね。正直やりづらかったです。エンターテイナーとしては優れた技術とキャリアがあるのでしょうが、指導者(講師業)としてそれを活かせるかはまた別ものだと思ったのでした。

landlady
お芝居をしています。寄り道と道草ばかり。旅と自然と動物と音楽が生きる糧。

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