『きのう何食べた?』を観てきました。

『きのう何食べた?』を観てきました。

映画サイトなどでも評価が高く、気になっていた作品なので見に行ってきました。前情報は一切なし!
それでも、とても楽しめました。レイトショーでしたが、客入りは半分ほど?男女比も同じくらいでした。

街中の法律事務所に勤める弁護士の筧史朗(シロさん)と、美容師の矢吹賢二(ケンジ)の同性愛カップルの日常が、おいしい料理と共に丁寧に描かれている作品。世間の目を気にしたり、親に会わせたり、浮気や嫉妬に振り回され・・・同性愛でも異性愛でもありがちな恋愛のあれこれに大人の男性が引っ掻き回されている様子も、くすっと笑える要素の一つなのかもしれません。

物語の特に前半、ひたすらに少女漫画のヒロインような賢二さんに笑わせていただきました。アオハライドかな?
京都旅行の妙にフィルターのかかった状態で史朗さんの一挙手一投足を勘ぐる心の声と音響が面白おかしくマッチしていて、思い返すだけで何度でも笑えます。普段はそっけない西島さん・・・いえ、シロさんにあんなに優しく紳士にエスコートされたら、それはもう頭の中で拍子木が鳴りだしても仕方がありません笑。

作品の中でもいい台詞はたくさんありましたが、西島さん演じる史朗の「その時が来たら、俺が二人の葬式を出す」という台詞が一番良かったというか、胸に刺さりました。

きっと一般的な(?)ボーイズラブ作品などでは絶対に出てこない台詞でしょうし、出てきても妙に宙に浮くというか・・・でも、演じていらっしゃる役者さんと同じ世代の設定だとしたら、50代にとって親の死というのは、きっと10代20代よりかなりリアリティがあり身近な、避けられないテーマです。そこにパートナーとの幸せな生活を保ちながらも向き合う決意をした史朗さん、とても素敵でした。

二人でいれば幸せだけど、それだけじゃいけない。二人だけで生活しているのではないのだから・・・など、ゆめゆめしくない地に足の着いた言葉の数々がとても現実的で、でも温かく、誰も傷つけない人間ドラマを見せていただいたような気がします。

私の中で西島秀俊さんは映画「ゼロの焦点」の鵜原憲一の印象がとても強いんですよね・・・広末涼子さんに向かってキャラメルの箱を振る時の表情がとても素敵で、登場シーンは少ないですがとても印象に残っています。今回もあの時のような素敵な笑顔が大きなスクリーンで拝見できてとても幸せでした。

内野さん演じる賢二さんは、とにかくお茶目で健気で目が離せませんでした。頭頂部を気にして髪形を変えたり・・・笑。でも映画の後半、とっても男前なスーツ姿を見せてくれます。賢二さんとお母様、お姉様2人とのガールズトーク(?)のはしゃぎっぷりにも笑わせていただきました。あんなに素敵な彼氏が弟にいたらお姉さんたちが大喜びするのも頷けます。

今更ですが、ドラマシリーズを追いかけてみたくなる作品でした。ほっこりした人間ドラマを楽しみたい人には特におすすめの作品です。ホームドラマと呼ばれるような作品が見られなくなり久しいですが、やっぱり需要はあるんだな・・・と劇場のお客様を見ていて感じました。よその家の悲喜こもごもやドタバタって、面白いですものね。そう、見ているだけなら・・・^^;

感想がいつまでたってもまとまらないので、気になる方は是非劇場へ・・・上映館も少なくなってきているようですので、お早めに!

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