『ナイブズ・アウト』を観てきました。

『ナイブズ・アウト』を観てきました。

日比谷で観てきました。大きなスクリーンで驚いた!そしてお客様も相当な数!

見ようかどうか迷っていたこの作品、決め手は主演がダニエル・グレイグだったこと。
4月の007の前にどんなお芝居をする人なのか、見てみたいと思いました。

お話しは王道のミステリー映画(刑事コロンボ形式)なのかと思いきや・・・?古典的なのに現代劇。音楽だけ聞いていると少し前に観た「ダウントン・アビー」を思い出します。あとは豪邸におなじみの空撮カメラワーク笑。

有名小説家が自身の85歳の誕生日の翌朝に謎の死を遂げるという衝撃的なスタート。
自殺と断定され、念のためにと行われた家族への事情聴取。警察官の後ろには私立探偵ブノワ・ブランの姿も見えて・・・。二度、三度とひっくり返り、どこへ行くのかと思いきや、最後はちゃんと納まるところに納まるのでした。

この作品、ミステリーよろしく登場人物も多いのに、きちんと全員の個性が際立っているし(家族から刑事さんに至るまで)、何より皆がはまり役!誰も埋もれていないのが素晴らしい。

今作のヒロイン(で良いですよね?)である看護師役のアナ・デ・アルマスは次作の007のボンドガールだとか?これも楽しみになってきました。嘘をつくと吐いてしまうというギャグマンガのような設定があの古典的な世界観にはまってしまうという妙。そして最後の最後にやっぱり悪かった(どこの親族にも一人はいるような・・・)放蕩息子にはキャプテン・アメリカ!

思い返しても凄かったのが、ダニエル・クレイグがちゃんとスパイではなくて探偵だったこと。
後半、あまり探偵らしさを見せなかったダニエル・クレイグが突如名推理を披露し始めるその様子がいかにも(いい意味で)芝居がかっていて、気持ちよさそうに長台詞を展開する姿が、見ていてとても気持ちよかったです。やっぱり役者の芝居ってこうだよな~!と思わせてくれるお芝居でした。カメラワークも楽しく、特にラストシーンで看護師・マルタと小説家の一族がバルコニーの上と下とで相対するような構図とか、とても良かったな・・・本当に楽しませて頂きました。

「嗚呼、良いお芝居を観たな~」という気持ちにさせてくれる作品ってあると思うのですが、まさにそんな後味を味わえる作品です。丁寧な脚本と素晴らしいキャスティング・・・舞台版があったら絶対に見に行きたい!いや、このメンバーでシェイクスピアとかやって頂けたら、もう感涙モノですが・・・。謎解き特有のスピード展開なので、DVDの吹き替えが出ればそちらでじっくり楽しむのも良いのかもしれません。でもダニエルのあの推理を披露するシーンは、やっぱり英語のリズムだから決まるんだよな・・・。

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