ヒトの体は“楽器”である前に・・・。
以前お世話になっていた歌の先生がおっしゃっていたことの一つが、今日のタイトルにした「ヒトの体は“楽器”である前に“有機体”である」というものです。
「音を出す道具」である前に、それぞれに個性があり、変化をしていくものなのだと・・・。歌の上手い人に指導を仰いだからって、憧れの〇〇さんのレッスン方法を真似したからって自分も上手く歌えるようになるわけではありません。色々な学びを深める中で自分の心身を探っていくほかないのかもしれません。
以前に先生からおすすめされた『内臓とこころ(三木成夫著)』を読んでいますが、もっと早く出会いたかった、と思える素晴らしい本です。こういう一番根幹になる部分を学び、最初に自分の心身に取り入れておくことって、とても大切だと思います。音楽から離れても日常で生かせる学び、教養として、ずっと自分の中に残していけますから・・・。